合板と日本のつながり
合板とは薄いベニヤ板(単板)を接着剤で奇数枚貼り重ねて一枚の板にしたもの。日本の住宅建設やビルの建築現場で大活躍しているポピュラーな建材のひとつです。ただ、完成された住宅やマンションのファサードからは隠されている日陰の存在です。コンクリート型枠用合板(コンパネ)や複合フローリングの台板といったところがおもな役どころです。
何が問題なのか?
マレーシアのボルネオ島北西部にあるサラワク州。多様な野生動物や希少な植物類が、緑豊かな熱帯林に守られ生息していることで知られています。この自然あふれる美しいサラワクの地で、ずっと昔から起きている『闇』をみなさんはご存知でしょうか。じつはサラワクの熱帯林から伐採された木材からつくられる合板が大量に日本に輸出されつづけています。
JATANでは、これまで合板製品を取り扱う日本の住宅企業に対して、現地での問題の解決に向けた働きかけを行ってきました。以下の特設サイトでは、各社の取り組み状況や、合板を通じたマレーシア・サラワクと日本とのつながりについて学ぶことができます。