2010年 有楽町ギャラリー展示(貸し出し中!)

イベント概要

熱帯林行動ネットワークJATANは、インドネシアの熱帯泥炭湿地をテーマにしたギャラリー展示を、「自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館」にて、2010年5月20日~6月30日の期間で行いました。

テーマ

スマトラ島の中央部、リアウ州東岸部一帯に広大な熱帯泥炭湿地が存在します。これまで地元住民以外の、人間の立ち入りを拒んできた湿地林は、生存が危惧さ れる哺乳動物や、多くの希少樹種を育む豊かな自然の宝庫でした。しかし近年、大規模な森林開発の波が打ち寄せ、大きく変貌しようとしています。
そこで、このたびのギャラリー展示では、世界的にも 稀少な熱帯の泥炭湿地が立たされている窮状を、森と水の恵みを糧に暮らしてきた人々の視点から紹介しました。

ギャラリー展示の様子

スマトラの泥炭湿地に依存する地域住民の暮らし、また現在も急速に破壊が進められている開発の現状を写真パネルや映像に加え、アブラヤシ農園の拡大とパルプ用産業植林造営のために生息地を失ったスマトラトラをモチーフとしたインスタレーションなど多くの創造的工夫を凝らして紹介しました。

イベントを終えて

企画・制作を担当していただいたスタジオ”avobo”の三上雄己さんと木村輝一郎さん、またさえずり館のスタッフの方たちの温かいご協力のおかげで、期間中、丸の内のオフィスワーカーをはじめ多くの方に足を運んでもらいました。
コピー用紙やパーム油製品という日常的な消費行動と現地で起こっているさまざまな問題とのつながりを複層的に理解してもらえる、貴重な展示の機会を提供することができたと考えています。

展示物を貸し出します!

さらに多くの人にこの問題を知ってもらうために、職場や学校などで再展示してただける皆さまには、ポスターやDVDなどの展示物を貸出しています。こちらからお気軽にお問い合わせください。