日本ではさまざまな用途で大量の木材が使われていますが、最近では国産材の供給が増え、全体の3分の1までをまかなえるほどに回復しました。じつに30年ぶりの水準といいます。ただ、裏をかえせば、3分の2は依然として輸入に依存していることになります。
世界的な熱帯林資源の枯渇を背景に熱帯材、熱帯材製品の輸入割合は確実に減っていますが、マレーシア・サラワク州と日本の木材需給をめぐる強固な結びつきは、1980年代からあまり変わっていません。両者の間でおもに取引されているのは合板です。
日本では合板の9割は住宅産業で使われています。サラワクから輸入される合板は建築現場で使われるコンクリート型枠用がよく知られていますが、戸建やマンション、商業施設などのフローリングにおいても相当の量が使用されています。本セミナーでは、日本における企業の取り組みやサラワク州の現状についてお伝えします。
【開催場所】
<東京>
日時:2018年5月29日(火) 10:00~11:45(開場9:30~)
会場:東京ウィメンズプラザ2F 第一会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-67
<大阪>
日時:2018年6月1日(金) 10:00~11:45(開場9:30~)
会場:エル・おおさか(大阪府立労働センター)5階501号室
大阪府大阪市中央区北浜東3-14
【プログラム】(逐次通訳付き)
1. サラワク産フローリングのサプライチェーンにおける日本企業の調達方針に関する調査・分析
/ペグ・パット(マーケット・フォー・チェンジ:MFC)
2. 森林認証制度(FSC、PEFC、MTCS)の分析
/ネイサン・ハリス(マーケット・フォー・チェンジ:MFC)
3. サラワク州における森林認証林における周辺コミュニティとの軋轢
/原田 公(熱帯林行動ネットワーク:JATAN)
【参加費】 無料
【申 込】 以下のフォームからお申し込みください。
https://goo.gl/1Epwwp
【問い合わせ】 熱帯林行動ネットワーク (JATAN)
160-0022 東京都新宿区新宿1-23-16 3F
電話/FAX:03-5269-5097、Email:info@jatan.org
【共 催】 マーケット・フォー・チェンジ(MFC)、熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
【ウェブサイト】 過去のレポートは以下リンク先からご覧いただけます。
https://jatan.org/2023_jp/archives/3881