地球上の多くの生き物、命のふるさとである熱帯林。貴重な”ホットスポット”です。ボルネオ島に広がる広大な熱帯林もその一つ。しかし手付かずの豊かな森はもはや5%しか残っておらず、さらに「森」から「農園」へとその姿を変え、急速に消失しています。
ボルネオ島の一角を占めるマレーシア、サラワク州はその問題を抱える代表的な地域です。ここでは30年に渡り、州の実権を掌握するアブドゥル・タイブ・マハムド氏とその取り巻きによる汚職・腐敗によって、豊かな熱帯林は食いものにされています。
あろうことか、そのサラワクの木材の最大の買い手は日本です。私たちは、心無い権力者や取り巻き企業による「環境犯罪」とも言える過剰な木材生産行為に、長年にわたって「購入者」として関与し、その私腹を肥やす行為を手助けしているのです。
本セミナーは、そうしたサラワク州における「環境犯罪」の実態を暴いた歴史家でジャーナリストのルーカス・ストラウマン氏らを迎え、その実情を余すことなくお話しいただきます。そして私たちはどれほどの「環境犯罪」に「消費者」として関与してきたのか、そして今、何をすべきなのか、考えたいと思います。
【日 時】 2014年11月3日(月・祝) 17:00~19:00
【場 所】 貸会議室「内海」301会議室(東京・千代田区)
地図:http://www.kaigishitsu.co.jp/company/access.html
【プログラム】 (逐次通訳)
・ ”Money Logging”-サラワク州有力者の長年の環境犯罪の実態
ルーカス・ストラウマン氏/ブルーノ・マンサー基金事務局長
・ 贈賄?収賄?-熱帯丸太輸入を巡るサラワク州有力者と日本の船舶会社との関係
クレア・ルーキャッスル氏/Sarawak Report編集長
【参加費】 500円(資料代として)
【共 催】 国際環境NGO FoE Japan、サラワク・キャンペーン委員会
【申込み】 以下までお申し込みください。
メール:forest@foejapan.org
Fax: 03-6909-5986
【問合せ】 FoE Japan(三柴)/ 03-6909-5983