JATANとは?

経緯と歴史

JATAN Q&A

JATANの10年

JATANとは?

 熱帯林行動ネットワーク(JATAN)は、熱帯林をはじめとした世界の森林保全のために活動しているNGO(環境保護団体)です。

設立の経緯

 1986年にマレーシアで開催された国際会議において、熱帯林保護のために活動する世界各国のNGOの要請を受け、日本の市民と団体によって1987年に設立されました。

JATANの目的

 熱帯林をはじめとした世界の森林の保全のために、森林破壊を招いている日本の木材貿易と木材の浪費社会を改善するための政府、企業、市民の役割を提言し、世界各地の森林について、生物多様性や地域の住民の生活が守られるなど、環境面、社会面において健全な状態にすることを目指しています。

これまでの主な活動

 JATANの活動はマレーシアのサラワク州に始まり、その後、インドネシアやカナダなど、熱帯林地域以外の日本が大量に木材を輸入している国々や、紙パルプ生産のための伐採や植林の問題にも取り組んできました。

 詳しくは...

87年 JATAN設立。国際熱帯林シンポジウムを開催。
JICA融資の道路と森林伐採及び住民の道路封鎖についてサラワクの調査。
88年 セミナー「銀行が破壊する地球環境」を開催し、世界銀行による環境破壊の実態を日本で最初に訴える。
東京・数寄屋橋で街頭アピール。商社、外務省にサラワク先住民の道路封鎖支援の署名2万人分を提出。
89年 「熱帯林破壊と日本の木材貿易」発表。
丸紅に「熱帯林破壊大賞」を贈呈し、世界の注目を集める。
90年 他の市民団体とともにサラワク・キャンペーン委員会(SCC)を発足。自治体キャンペーンを開始。
91年 事務局長・黒田洋一がゴールドマン環境賞受賞。
92年 「地球環境凡人会議」を共催。
地球サミットに参加。
ブラジル、チリの森林地域の現地調査を実施。
93年 インドネシア、カナダの先住民、NGOを迎えてシンポジウム「森林浪費はなぜ起こる?」を開催。
94年 「環太平洋における森林とグリーン・ラウンド戦略に関する国際ワークショップ」を開催。
「紙パルプ植林問題ネットワーク」を設立し、「沈黙の森ユーカリ」を出版。
95年 アジア太平洋地域森林NGO神奈川国際ワークショップを共催。
タスマニアの緑の党議員を囲む会を開催。
「南スマトラパルプ問題市民連絡会」を設立し、同問題に関する活動を開始。
96年 先住民族関係NGO全国会議に参加。
「森林政策勉強会」を開催。
シンポジウム「カナダの亜寒帯林と日本」開催
97年 森林に関する政府間パネル(IPF4)に参加し、森林条約に反対する国際市民宣言を取りまとめ。
地球温暖化防止会議(COP3)に参加。
98年 アジア開発銀行に対する国内NGO戦略会議開催。
地球温暖化防止会議(COP4)に参加し、森林吸収源に関する声明を提出。
IFFブレーンストーミングフォーラムをIGESと共催。

※JATANの活動は、会員の皆様のご支援と寄付によって成り立っています。JATANの活動をご支援いただける方は、会員・ボランティア募集のページをご覧下さい。

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